特定技能の分野別運用方針とは?|対象となる19分野と制度の仕組み

Specified Skilled Worker
特定技能
特定技能制度では、外国人を受け入れることができる産業分野が定められています。
また、それぞれの分野について、制度をどのように運用するかを定めた「分野別運用方針」が策定されています。
この記事では、特定技能制度の対象となる産業分野と、分野別運用方針の内容について、出入国在留管理庁の資料に基づいて解説します。

1.特定技能の「分野別運用方針」とは?
特定技能制度には、制度全体について定める「基本方針」と、産業分野ごとに定める「分野別運用方針」があります。
そのうち分野別運用方針とは、特定技能制度の適正な運用を図るため、産業分野ごとに策定される方針です。
入管法に基づき、法務大臣が、関係する大臣や関係行政庁、委員会などと共同して策定します。
2.分野別運用方針には何が定められている?
分野別運用方針では、主に次の事項が定められています。
- 外国人により不足する人材の確保を図るべき産業上の分野(特定産業分野)
- 特定産業分野における人材の不足の状況
- 在留資格認定証明書の交付の停止及び再開の措置に関する事項
- その他特定技能制度の運用に関する重要事項
- 特定産業分野において求められる人材の基準に関する事項
- その他特定技能制度の運用に関する重要事項
このうち、特定技能外国人の受入れを検討する企業にとって関係するのが、対象となる産業分野や、外国人に求められる人材の基準です。
3.特定技能の対象となる19分野
現在、次の19の産業分野が定められています。
| 特定産業分野(19分野) |
|---|
| 介護 |
| ビルクリーニング |
| リネンサプライ |
| 工業製品製造業 |
| 建設 |
| 造船・舶用工業 |
| 自動車整備 |
| 航空 |
| 宿泊 |
| 自動車運送業 |
| 鉄道 |
| 物流倉庫 |
| 農業 |
| 漁業 |
| 飲食料品製造業 |
| 外食業 |
| 林業 |
| 木材産業 |
| 資源循環 |
【新たに追加された3分野について】
新たに追加された「リネンサプライ」「物流倉庫」「資源循環」の3分野は、必要な省令・告示等の整備状況に応じて順次受入れが開始されます。
2026年8月現在、リネンサプライ分野では受入れが開始されています。物流倉庫分野および資源循環分野については、受入れ開始に向けた制度整備が進められています。
※各分野で特定技能外国人が従事できる業務や必要な技能水準、受入企業に求められる要件は異なります。
4.特定技能1号と2号では対象分野が異なる
特定技能には、特定技能1号と特定技能2号があります。
特定技能2号の受入れ対象として、次の11分野が示されています。
- ビルクリーニング
- 工業製品製造業
- 建設
- 造船・舶用工業
- 自動車整備
- 航空
- 宿泊
- 農業
- 漁業
- 飲食料品製造業
- 外食業
このように、特定技能1号と2号では、受入れの対象となる分野に違いがあります。
5.特定技能外国人の受入れを検討している企業の方へ
特定技能外国人の受入れを検討する際には、基本方針や分野別運用方針、運用要領などを確認する必要があります。
しかし、これらの方針や要領は、内容が多岐にわたるため、制度の全体像を把握し、個々の受入れ要件を正確に理解することは、必ずしも容易ではありません。
アンコール行政書士事務所では、特定技能外国人の受入れに関する制度・要件の確認から、在留資格申請や各種手続きまでサポートしております。
特定技能外国人の受入れをご検討中の企業様は、お気軽にご相談ください。

記事作成:在留資格申請取次行政書士 浅野
海外人材紹介会社、国内監理団体・登録支援機関での外国人材ビジネスを経験後、アンコール事務所を開設。
ご相談について
在留資格(永住・技術・人文知識・国際業務・配偶者ビザ等)に関するご相談を承っております。
世田谷区を中心に、目黒区、渋谷区、品川区、大田区、江東区、江戸川区などからもご相談をいただいております。
ご相談内容に応じて、必要な手続きの概要をご案内いたします。
投稿者プロフィール

最新の投稿
特定技能ガイド2026-10-10「技人国」と「特定技能」の違いとは?外国人を採用できる仕事内容を比較
特定技能ガイド2026-10-101号特定技能外国人が従事できる業務とは?|対象19分野と仕事内容一覧
特定技能ガイド2026-10-10特定技能の分野別運用方針とは?|対象となる19分野と制度の仕組み
高度専門職ビザガイド2026-10-09高度専門職は家事使用人を日本に呼べる?② |の条件と必要書類






アイキャッチ-300x150.jpg)