日本の年金制度とは?⑤|将来もらえる年金はいくら?|ねんきんネットと公的年金シミュレーター

はじめに

日本で年金に加入している外国人の方の中には、

  • 「将来、日本の年金をいくらもらえるの?」
  • 「今まで払った年金は、ちゃんと記録されている?」
  • 「自分の年金額を確認する方法はある?」

と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

日本の年金制度は少し複雑ですが、将来受け取る年金の見込額を自分で確認・試算できる公的なサービスがあります。

今回は、

① ねんきんネット
② 公的年金シミュレーター

の2つをご紹介します。

目次(気になるところから読めます!)

「ねんきんネット」で自分の年金を確認する

「ねんきんネット」は、日本年金機構が提供しているオンラインサービスです。

自分自身の年金について、これまでの加入記録などを確認できるほか、将来受け取る老齢年金の見込額を試算することもできます。

年金見込額の試算には大きく2つの方法が掲載されてます。

かんたん試算

「現在の状況(会社員・自営業など)が60歳(または受給資格期間を満たすまで)継続する」と仮定して、将来の年金見込額を試算します。

「今の状態で働き続けたら、将来どのくらい年金をもらえるの?」

ということを知りたい場合には、まずこちらを確認してみるとよいでしょう。

詳細な条件で試算

今後の働き方や年金を受け取り始める年齢、未納分を納付した場合など、自分で条件を設定して試算できます。

例えば、65歳から受け取る場合と、70歳まで受給開始を遅らせた場合などを比較することもできます。

マイナポータルから「ねんきんネット」を利用できます

「ねんきんネット」を利用するには登録が必要です。

登録方法は、

・マイナポータルと連携する方法
・ユーザIDを取得する方法

があります。

マイナンバーカードを利用している方なら、マイナポータルから連携して利用する方法も便利です。

Warning

外国人の方の場合、マイナンバーカードの有効期限(在留期間)が切れると再設定が必要になる場合がありますのでご注意ください。

年金額だけでなく「加入記録」も確認してみましょう

ねんきんネットを利用するなら、将来の年金見込額だけでなく、これまでの年金加入記録も確認しておくことをおすすめします。

特に、

  • 転職したことがある
  • 退職していた期間がある
  • 国民年金と厚生年金の両方に加入したことがある
  • 年金保険料に未納がないか心配
  • 過去の加入状況をよく覚えていない

という方は、一度確認してみるとよいでしょう。

なお、共済組合への加入期間などがある場合には、ねんきんネットの年金見込額試算に一部制約があります。

表示された見込額だけを見るのではなく、加入記録そのものも確認することが大切です。

もっと手軽に試したいなら「公的年金シミュレーター」

「まずは将来の年金額を簡単に試算してみたい」

という方には、厚生労働省の「公的年金シミュレーター」もあります。

こちらはIDやパスワードの登録が不要です。

さらに「ねんきん定期便」に記載された二次元コードをスマートフォンで読み取ると、これまでの年金加入実績などのデータが自動的に反映され、入力の手間を減らして試算できます。

受給開始年齢などの条件を変えながら、年金額の変化をグラフで確認することもできます。

永住許可を検討しているの方へ

永住許可を考えている方の場合、将来いくら年金を受け取れるかだけでなく、これまで適切に年金制度へ加入し、保険料を納付してきたかを確認しておくことも重要です。

  • 「会社で年金に入っていたはずだけど実際どうなっているんだろう」
  • 「退職していた期間があるけれど、どうなっているか分からない」

という方は、永住許可申請の直前になって慌てて確認するのではなく、早めに自分の年金記録を確認しておくことをおすすめします。

Warning

特に永住許可申請では、『未納がないか』だけでなく『納期限通りに支払われているか』も厳しく審査されます。ねんきんネットの加入記録で納付状況や未納期間を確認しておきましょう。

まとめ|まずは自分の年金を確認してみましょう


  • 「将来、日本の年金をいくらもらえるの?」
  • 「今まで払った年金は、ちゃんと記録されている?」
  • 「自分の年金額を確認する方法はある?」

そんな疑問がわいてきたとき、まずは、

  • 「公的年金シミュレーター」で将来の年金額を簡単に試してみる。
  • 「ねんきんネット」で自分の加入記録や、より詳しい年金見込額を確認する。

ここから始めてみてはいかがでしょうか。

自分がこれまでどの年金制度に加入してきたのか、そして将来どのくらいの年金を受け取る見込みなのか。

一度確認しておくだけでも、将来の生活を考えるための一つの材料になります。

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記事作成:在留資格申請取次行政書士 浅野

海外人材紹介会社、国内監理団体・登録支援機関での外国人材ビジネスを経験後、アンコール事務所を開設。

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