特定技能外国人は2年間でどう増えた?国籍別・分野別の在留人数を比較【2024〜2026年】

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Specified Skilled Worker

特定技能


特定技能外国人は、ここ数年でどのくらい増えているのでしょうか。

また、どの国籍の外国人が増え、どの産業分野で受入れが拡大しているのでしょうか。

今回は、出入国在留管理庁が公表している「特定技能1号在留外国人数」の統計をもとに、2024年6月末から2026年6月末までの2年間を比較しました。

1年ごとの3時点について、総数・国籍別・分野別の推移を見ていきます。

本記事の集計について

  • 対象は「特定技能1号」の在留外国人数です。特定技能2号は含みません。
  • 各年6月末時点の在留人数を比較しています。年間の新規入国者数や新規採用人数ではありません。
  • 国籍別は、3時点すべての統計表に掲載されている16か国・地域を対象としています。
  • 製造業については制度上の区分変更をまたぐため、参考比較としています。
  • 増加人数・増加率は、各統計表の記載値をもとに算出しています。
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1.特定技能1号の在留外国人数は2年間で約17万人増加

まず、特定技能1号の在留外国人数全体の推移を見てみましょう。

時点在留人数前期からの増加人数
2024年6月末251,594人―
2025年6月末333,123人+49,489人
2026年6月末425,961人+43,620人

2024年6月末の251,594人から、2026年6月末には425,961人となりました。

2年間で174,367人増加し、増加率は約69.3%です。

2025年には半年ごとに約5万人ずつ増加しており、特定技能外国人の受入れが拡大していることがわかります。

2.国籍別の推移|インドネシア・ミャンマー・ネパールが大きく増加

次に、国籍・地域別の人数を比較します。

ここでは、3時点すべての統計表に掲載されている16か国・地域を対象としました。

国籍別在留人数の推移

単位:人

国籍・地域2024年6月2025年6月2026年6月
ベトナム126,740146,270163,154
インドネシア44,29869,384107,242
ミャンマー19,05835,55752,993
フィリピン25,30332,39637,859
中国15,66019,90122,200
ネパール5,3839,32915,374
カンボジア5,4617,1599,594
タイ5,1746,2126,983
スリランカ1,5222,9904,920
モンゴル1,1041,1911,243
バングラデシュ3595631,189
インド319578987
ラオス220341599
韓国301429580
台湾256285355
ウズベキスタン6578123

※2026年6月末時点の在留人数が多い順に掲載しています。

※各時点の統計表に掲載された国籍・地域のみを対象としており、すべての国籍・地域を網羅したものではありません。また、統計上の「その他」に含まれる国籍・地域は対象外です。

2年間で増加人数が多かった国籍

順位国籍増加人数増加率
1インドネシア+62,944人+142.1%
2ベトナム+36,414人+28.7%
3ミャンマー+33,935人+178.1%
4フィリピン+12,556人+49.6%
5ネパール+9,991人+185.6%

※上記16か国・地域の中で、2024年6月末から2026年6月末までの増加人数が多い順に掲載しています。

最も人数が多いのは引き続きベトナムですが、この2年間で最も増加したのはインドネシアでした。

インドネシアは44,298人から107,242人へ増加し、10万人を超えています。

ミャンマーも19,058人から52,993人へ、ネパールは5,383人から15,374人へと増加しました。

また、比較的小規模な国籍では、スリランカが1,522人から4,920人へ、バングラデシュが359人から1,189人へと増加しています。

3.分野別の推移|介護・外食業の伸びが目立つ

続いて、特定産業分野別の推移を比較します。

分野別在留人数の推移

単位:人

分野2024年6月2025年6月2026年6月
飲食料品製造業70,20284,071100,769
介護36,71954,91679,884
製造業(※1)44,04451,06362,033
建設31,85343,59952,132
外食業20,30835,77149,060
農業27,78634,93544,050
造船・舶用工業8,70310,64511,641
ビルクリーニング4,6357,41810,171
自動車整備2,8583,7475,235
漁業3,0353,8424,912
航空9591,8182,803
宿泊4921,2652,556
自動車運送業-10558
木材産業-274
鉄道-2164
林業--19

※1 製造業分野について:2024年6月末の統計表では「素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業」、その後の統計表では「工業製品製造業」に表記が変わっています。制度上の分野名称・区分の変更をまたぐため、本記事では便宜上「製造業」と表記し、参考値として掲載しています。

※2 表は2026年6月末時点の人数が多い順に掲載しています。

2年間の増加人数と増加率

分野増加人数増加率
介護+43,165人+117.6%
飲食料品製造業+30,567人+43.5%
外食業+28,752人+141.6%
建設+20,279人+63.7%
製造業(※)+17,989人+40.8%
農業+16,264人+58.5%
ビルクリーニング+5,536人+119.4%
造船・舶用工業+2,938人+33.8%
自動車整備+2,377人+83.2%
宿泊+2,064人+419.5%
漁業+1,847人+60.3%
航空+1,844人+192.3%

※比較対象とした12分野について、2024年6月末から2026年6月末までの増加人数が多い順に掲載しています。全特定産業分野を対象としたランキングではありません。

特に注目したいのは介護分野

2024年6月末の36,719人から2026年6月末には79,884人となり、2年間で43,165人増加しました。

これは、今回比較した12分野の中で最大の増加人数です。

外食業も20,308人から49,060人へと大きく増加しています。

また、宿泊分野は492人から2,556人へ増加しました。人数の規模は比較的小さいものの、増加率は約419.5%となっています。

4.統計から見えてくる特定技能外国人の変化

今回の統計を比較すると、いくつかの特徴が見えてきます。

まず、特定技能1号の在留外国人数は、2024年6月末から2026年6月末までの2年間で約69%増加しました。

国籍別では、ベトナムが引き続き最大ですが、インドネシアやミャンマー、ネパールなどの増加が目立ちます。

分野別では、飲食料品製造業が最多である一方、介護や外食業の増加人数も大きくなっています。

ただし、今回の統計は各時点の在留人数を示すものであり、海外からの新規入国者数や採用人数を直接示すものではありません。

また、在留人数の増加だけで、今後の人材供給や採用のしやすさを判断することもできません。

それでも、国籍や産業分野によって人数の増え方に違いがあることは、統計から確認できます。

5.まとめ

今回は、2024年6月末から2026年6月末までの特定技能1号在留外国人数について、総数・国籍別・分野別の推移を比較しました。

この2年間で在留外国人数は251,594人から425,961人へ大きく増加しました。

国籍別ではインドネシア、ミャンマー、ネパールなど、分野別では介護や外食業などの伸びが目立ちました。

今後も引き続き、特定技能人材の動向を調査していきたいと思います。


参考URL:特定技能在留外国人数の公表等

出入国在留管理庁「国籍・地域別 特定産業分野別 特定技能1号在留外国人数」(第4表)

  • 2024年6月末現在
  • 2025年6月末現在
  • 2026年6月末現在

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特定技能ガイド(特定技能に関する投稿のまとめ)

記事作成:在留資格申請取次行政書士 浅野

海外人材紹介会社、国内監理団体・登録支援機関での外国人材ビジネスを経験後、アンコール事務所を開設。

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