【結婚ビザ】年収約120万円・SNSで知り合った国際結婚でもCOEが交付された事例<審査期間28日>
「前年の年収が少ないと結婚ビザは難しいのでしょうか?」
「SNSで知り合った相手でも結婚ビザは許可されますか?」
このようなご相談をいただくことがあります。
今回ご紹介するのは
- 日本人の配偶者(身元保証人)が前年の年収が約120万円であったこと
- SNSで知り合ったこと
- 日本人配偶者に外国人との離婚歴があったこと
- 結婚手続等で短期ビザで来日を試みたが不交付となった履歴があること
という事情がありながら、在留資格認定証明書(COE)の交付を受けることができた事例です。
本記事では、4つの難条件をクリアして28日でビザの審査が完了したものです。
ていねいな生活設計の立証や交際経緯の説明など申請ポイントをまとめました。
申請の概略
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 申請した在留資格 | 日本人の配偶者等(在留資格認定証明書交付申請) |
| 申請人 | フィリピン人男性(30代) |
| 身元保証人 | 日本人女性(20代) |
| 居住地 | 岐阜県 |
| 審査期間 | 28日(2026年6月中旬~7月中旬) |
【実例】年収120万円・SNSでの出会い…ご相談時の4つの懸念点
奥最初にご相談をいただいた際、「この条件では結婚ビザは難しいでようか・・・。」という強い不安をお持ちでした。
気にされていたのは次の4点です。
- 諸事情により前年の所得証明書上の年収が約120万円であったこと
- お二人がSNSで知り合ったこと
- 奥様に外国人との離婚歴があったこと
- 結婚手続等で短期ビザで来日を試みたが不交付となった履歴があること
「年収が低いと結婚ビザは不許可になる」「SNSで出会うと婚姻の真偽を疑われる」など様々な情報があります。
まず、年収の低さだけで結婚ビザの許可・不許可が決まるわけではありません。
また、SNSで知り合ったという理由だけで即不許可になることもないです。
さらに、過去の離婚歴が原因で絶対にダメになるというわけでもありません。
申請人と日本人配偶者のお二人が、出会いから現在までどのような関係を続けているのか、今後どのような生活を予定しているのか。
それぞれの事情について合理的な説明ができるかなど、多くの事情を総合的に判断して審査が行われているのと考えられます。
関連記事:【結婚ビザ】結婚ビザの条件とは?>>
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当事務所のサポート
具体的には、それぞれの懸念点を一つずつ整理し申請準備を進めました。
① 年収120万円の対策:今後の生活設計と親族の支援体制を証明
前年の年収だけを見ると、生活基盤に不安があるように見える可能性があります。
そこで、
- 今後の就業計画と収入見込み
- ご夫婦の生活設計
- 妻のお父様からの支援体制
などを整理し、「今後どのように安定した生活を送る予定なのか」の実現可能性を模索。
客観性の高い説明資料を作成しました。
ただ単に「私たちは大丈夫です」と主張するだけでは不十分です。
客観的な数字や根拠を用いて、具体的に説明することを徹底しました。
② SNSで知り合った経緯からの交際状況を時系列で整理
実際、SNSやマッチングアプリをきっかけに結婚される方も珍しくありません。
そのため、そのこと自体が問題になるわけではないと考えてよいでしょう。
大切なのは、
「どのような交際を経て結婚に至ったのか」
を自然に説明できることです。
交際に至る経緯や交際中の様子、出来事を写真やメッセージ記録等も用いながら時系列で整理し、お二人の交際経過が分かる説明資料を作成しました。
③ 離婚歴についても事実を丁寧に説明
なお、奥様には外国人との離婚歴がありました。
この点についても、
- 前回の結婚に至った経緯
- 離婚に至った事情
などを事実(真にやむを得ない事情であったこと)に基づいて整理し、説明資料として提出しました。
④ 短期ビザ不交付の理由の推定と説明
念のため、過去の短期ビザ不交付履歴が、その後の在留資格申請に及ぼす影響がある可能性を考慮しました。
ヒアリングにより不交付理由を推定し、説明書の中で状況を説明するとともに、「今後は日本の在留制度に誠実に対応していく」ということを誓約しました。
⑤ ご夫妻との丁寧な打ち合わせ
申請までに何度もオンラインや対面、メッセージで打ち合わせを行いました。
打ち合わせを重ねる中で感じたのは、ご夫婦がお互いを大切に思っていることが自然に伝わってきたことです。
また、ご夫婦それぞれのお話にも大きな矛盾はなく、質問に対しても誠実に回答してくださいました。
このような積み重ねにより、当事務所としても安心して申請できる案件であると判断しました。
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結果
申請後28日という短期で審査を終え、その後在留資格認定証明書(COE)が交付されました。
関連記事:【結婚ビザ】審査期間はどれくらい?(2026年最新傾向)>>
その後は、
- フィリピンで必要となるCFO受講に関する情報提供
- 現地での査証(ビザ)申請について、現地の査証代理申請機関とも連携した申請書類の調製(過去の査証不交付履歴も考慮)
などもサポートし、ご主人が安心して来日できるよう支援しております。
外部リンク:CFOセミナーの詳細はこちら(Commission on Filipinos Overseas公式ウェブサイト)>>
この事例から分かること
今回の事例から分かることは、次のとおりです。
- 年収だけで結婚ビザの許可・不許可が決まるわけではありません。
- SNSで知り合ったことだけを理由に不許可になるわけではありません。
- 離婚歴があるだけで不許可になるわけでもありません。
大切なのは、それぞれの事情について丁寧に説明し、その説明を客観的な資料で裏付けることです。
同じ「年収120万円」という状況でも、申請内容や添付資料によって結果が変わることがあります。
そのため、「自分のケースは難しいかもしれない」と決めてしまう前に、一度専門家へ相談することをおすすめします。
よくあるご質問
-
前年の年収が少ないと結婚ビザは不許可になりますか?
-
年収だけで判断されるわけではありません。
現在の収入状況や今後の生活設計、ご家族からの支援なども含め、総合的に審査されます。
-
日本人配偶者に離婚歴があると不許可になりますか?
-
離婚歴だけで不許可になるわけではありません。
前回の婚姻や離婚について、事実に基づいて説明することが大切です。
-
SNSで知り合った場合は不利になりますか?
-
SNSで知り合ったこと自体は珍しいことではありません。
交際から結婚までの経緯を、写真なども活用しながら自然に説明することが重要です。
同じようなお悩みをお持ちの方へ
結婚ビザは、様々な事情で申請に不安を感じる方は少なくありません。
しかし、そのような事情があるからといって、必ず不許可になるわけではありません。
大切なのは、ご夫婦それぞれの状況を整理し、必要な説明資料や疎明資料を準備したうえで入管に正しく伝えることです。
当事務所では、お一人おひとりのお話を丁寧に伺い、不安や懸念点を一つずつ整理しながら、申請準備を進めています。
「自分たちの場合でも大丈夫だろうか」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
関連記事・外部リンク
こんなお悩みはありませんか?
✓ 年収が低いので不安
✓ 交際期間が短い
✓ 年齢差が大きい
✓ 離婚歴がある
✓ 国際結婚の手続きがわからない
✓ 不許可にならないか心配
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記事作成:在留資格申請取次行政書士 浅野
海外人材紹介会社、国内監理団体・登録支援機関での外国人材ビジネスを経験後、アンコール事務所を開設。
ご相談について
在留資格(永住・技術・人文知識・国際業務・配偶者ビザ等)に関するご相談を承っております。
世田谷区を中心に、目黒区、渋谷区、品川区、大田区、江東区、江戸川区などからもご相談をいただいております。
ご相談内容に応じて、必要な手続きの概要をご案内いたします。
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